大阪市内から1時間以内のちょっとした田舎に15000坪の山の土地を購入した。
コロナであまり外に出られないということや、そのせいもあってキャンプブームが再燃していることなどから、最近では田舎に山を購入してプライベートを楽しむという人が増えているようだ。
かく言う私もその一人であることは間違いないだろう。
昔から山で育ってきた私にとって、山を買ってのんびり過ごすというのは幼少期の頃からの夢だった。
祖父が奈良の山奥に住んでおり、風呂やストーブは薪だったし水は全部井戸水だった。
一番近いコンビニまでは10kmほど離れていて遊ぶことと言えば畑仕事や木工などの工作、そして焼却炉で不要物の焼却くらいのもの。
高校で初めて買った携帯は圏外。メールすらできない。
幼稚園のころから高校卒業して就職するまで年に1か月以上はそこに住んで過ごしていた。
単純に、学校の長期休暇はほぼそこで過ごしていたことになる。
何もない田舎の山奥。でもそれがよかった。
そんな生活にあこがれ続け、いつかはあの生活に戻ろうと思っていたが現実はそう甘くない。
山奥に閉じこもるには自給自足ができるか、生活資金が確保できなくては不可能である。
50歳までに資金を貯め、農業などの知識と経験を少しずつ蓄えてから隠居として山に行こうと思っていた。
そんな時に、幸運にも田舎の山を譲ってくれるという人に出会えた。
以前から、山で隠居するのが夢だと周りの人に語っていたのが功を奏した。
知り合いが山を売ってもいいと言っているが、以前山が欲しいという話をしていたのを思い出し、どうするか?と声をかけてくれた人がいた。
現状は仕事もしているし今すぐ山での生活ができるわけではない。
管理やその他の手続等も知識がなく、今購入しても何もできないかもしれない。
だが、これは運命だと思った。山を売りたい人が出ることは本当に稀な話であり、これを逃すと次はいつになるかわからない。とにかく条件だけでも聞いて買う方向で進めよう!そう思って行動に移した。
その結果、自分にとってはかなりの好条件だと思った。
・大阪市内から1時間以内
・幹線道路から5分以内で到着
・傾斜地ではあるが、広大なため平地もある程度確保できる
・電線が敷地内を通っている
・山なので、敷地内上方から近くの街が一望できる眺望
山購入に関しては完全初心者の私にとって、田舎過ぎずの山は願ったりかなったりだった。
特に電気が来ていることや歩いてスーパーやコンビニまで行ける利便性を兼ね備えているのは非常に助かる。
現地に行って売主さんとお話させてもらって即座に買います!となった。
条件がいい反面、値段は覚悟した。
が、だいぶ頑張ってもらいお手頃な価格で購入することができた。それでも私にはなかなかの額だったが・・・
自分にとってはかなり高い買い物だったが、この山に出会えて本当によかったと思っている。
今すぐ住むわけではないが、ゆくゆくは移住もできればと考えている。
山は買って終わりではない。ここからが始まりである。
普通の不動産と違い、山林の購入というのは様々な制約や取り決めがある。
他にもしないといけないことがあるので、そちらを進めていくことにしよう。
40歳で念願の山を買うことができた。
キャンプやアウトドア、ツリーハウスやログハウス。
やりたいことがたくさんある。
この山でこれからどうやって遊んでいこうか。妄想は尽きない
山で遊ぶのではない。
この山を私が遊ぶのだ
コメント